ノートPCを自作する(30) スピーカー
ノートPC自作プロジェクト
RaspbeerryPiをメインにしてオリジナルのノートパソコンを自作しようとしている取り組みです。
MAX98357A搭載 I2S 3W D級アンプボード
が到着したので動作確認をしました。
まずはピンとターミナルをはんだ付け。
大した作業ではないので通常ならものの5分もかからない程度。ただ、私の場合はこのボードとRaspberryPiを接続するコネクタケーブルを持っていなかったので作成することに。しかもコネクタを作る際、コンタクトピンをかしめる工具を持っていないため、ペンチで地道に作業が必要となり、30分程度かかりました。
作成したケーブルでRaspberryPiとアンプボードを接続します。
ピンアサインはネットで調べればいくらでも出てくるので事前に確認しておきます。
以下の図はRaspberryPi2のもの。
図はこちらのサイトから拝借しました。きれいでとても使いやすい図です。
アンプボードのピンアサインは写真にあるように左から
LRC /BCLK /DIN /GAIN /SD /GND /Vin
SDとGAINは今回接続しないのでその他の5ピンをRaspberryPiと接続します。
アンプボードへの電源もPiから供給する場合の配線は以下の通り。右側がPiのピン番号。
LRC ----- 35(GPIO19)
BCLK ----- 12(GPIO18)
DIN ----- 40(GPIO21)
GAIN
SD
GND ----- 6 (Ground)
Vin ----- 4 (5V)
さくっとつないだらPiの電源を入れて設定を行います。
設定方法はこちらのページで調べました。
私の場合は一通り設定したあとspeakerテストしても音が鳴りませんでした。おかしいなと思って設定を見直しても問題なさそうだし、そこからVLC入れたRaspberryPiで音声ファイルの再生を試したり、Volumioに入れなおして試してみたり相当すったもんだしましたが、結局のところ、RaspberryPiのGPIO端子上で、BCLKの線を差す箇所が一つずれていたということが判明し、配線を直したら問題なく音が出ました。
問題の解決にあたっては以前に作成したなんちゃってオシロが役に立ちました。やはり電子工作には(なんちゃってでも)オシロが必須ですね。
というわけで無事に音声が出力されるようになったわけですが、音質の方は如何か気になるところですが、これまで一番気になっていたホワイトノイズは解消しました。再生している音質はいかんせんスピーカーが150円程度のものを使っているので素晴らしい、とは言いづらいですが個人的には十分だと感じています。
逆に気になる点としては、
・曲が切り替わるタイミングで大きめのポップ音がする。
・再生プレイヤー(VLC)で一時停止をするとノイズのような音が出続ける。再生または停止することでノイズは止まります。
ということで完璧とまではいかなかったですが、アンプを搭載しているということでコストパフォーマンスは良い方だと思いました。