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ものづくりに関すること。3Dプリンターとその関連ソフトやツールのこと。

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ノートPCを自作する(29) スピーカー

ノートPC自作プロジェクト
RaspbeerryPiをメインにしてオリジナルのノートパソコンを自作しようとしている取り組みです。

前回に引き続き内蔵スピーカーに関する取組み。


RaspberryPiの音声出力を生かす方法はいろいろとあるのですが、先日外注して製作したオリジナルのHDMI→LVDS変換ボードに音声出力対応可能なICを積んでいないこともあり、もっとも簡易な方法を選んで3.5mmステレオミニジャックからアンプ―スピーカーという構成で行こうと考えておりました。
もう音質なんかどうでもよいから普通に音が出てくれば良い、と。

が、しかしそんな控えめな希望も叶わず、3.5mmステレオミニジャックから出てくる音声にはとにかくノイズが乗りまくり。
常にサーッという音がしていて、音楽再生アプリ側で音声出力している間は普通に聞こえるけど音が途切れた瞬間にまたサーッと。まったく使い物になりません。アンプも2種類ほど試したけどいずれも同様。RaspberryPiではなく、スマホ等を接続すれば普通に音が出るのでアンプは悪くない。

ネットで調べるとどうやらRaspberryPiの3.5mmジャックは3極ではなく、ビデオ信号も含めた4極仕様であり、「音が悪い」という人はそれを知らずに3極仕様のプラグをさしているからだと。
そういうことかと、さっそくamazonコレを購入して使ってみた。
その結果、何も変わらず。依然として「サーッ」。



こうなると3.5mmステレオミニジャックから音声出力を得るのは間違いか。
RaspberryPiから音声出力を得るための方法を洗ってみたところ、いくつかありました。


①I2S DACを利用する
→GPIOピンからI2S信号を取り出し、I2S DAC - アンプ - スピーカー経由で音声出力を得る方法。
I2S信号を取り出すのはもっとも音質が良いらしい。I2S DACのデバイスは安いものであれば数百円から選択肢があり、中にはアンプと一体型のものもあるので使い勝手もよさそう。

②USB DACを利用する
→USBにUSB DACを接続し、アンプ ― スピーカー経由で音声出力を得る方法。
①のI2S DACに次いで音質が良いらしい。本屋でPCオーディを関連の雑誌を見てるとよく目にする。USB DACのデバイスの種類も豊富だ。ただ、若干値段が張るものが多い気がする。

HDMIを利用する
HDMIケーブルから音声出力を得る方法。

HDMIは当然映像出力に使用しているのだが、音声データも伝送されているのでそこから音声データだけを取り出してアンプ―スピーカーへ接続する。以前に購入したこのボードであればアンプもオンボードされていて、スピーカー接続用のコネクタにスピーカーを接続するだけで音声を得ることができる。
 
以上の3パターンで検討して、迷わず①を採用。
さっそく、I2S DACのデバイスを探して以下の2つを購入。とにかく高音質なものよりも安いものを選択。
 
ebay I2S DAC アンプなし
 
 
 
 
アマゾン adafruitのI2S入力付のアンプボード(販売はスイッチサイエンス)
特に、adafruitのアンプボードは小さく、安くて理想的。これで不要なノイズが乗らなければありがたい。
 
まだどちらも到着していないが、到着したら即動作確認をしてみたい。