ノートPCを自作する(2)
RaspberryPiに液晶画面を接続して表示をするところから始める。
構成を考える
液晶画面には、ibookからとった液晶を使用する。
型式:LP121X04 C2K2
この液晶のインターフェイスはLVDSなので、RaspberryPiと直接は接続できない。間にインターフェイスボードを入れる必要がある。
インターフェイスボードを探すとAlibabaなどでINPUT:HDMIで、OUTPUT:LVDSのボードがいくつか見つかり値段もそこそこ(30~40$程度)だが、今回はaitendoのXs2を使用する。
理由は先日直販店に行ったときに特価2000円で売っていたのを衝動買いしてしまったから。
このXs2、液晶側のLVDSインターフェイスは備えているが、RaspberryPi側のインターフェイスにはHDMIがない。なので、今回はコンポジットを使用する。
まずは、映ることを最優先として、画質はその次だから。
ちなみに、Xs2は組み合わせる液晶に合わせて書き込むFWが異なるので、液晶の解像度、信号のビット数、チャンネル数などをデータシート等で確認しておく必要があります。店頭に並んでいるXs2は標準で1024×768、1CH、6BIT用のFWが書き込まれているようです。ネットで購入するときは使用する液晶に合うFWを選択して購入する必要があります。
今回使用する液晶LP121X04は、たまたま1024×768、1CH、6BITだったので、そのまま使えます。
液晶とXs2を接続する
Xs2購入時に付属していたケーブルを使用して液晶と接続しようとしたところ、コネクタが合わないことが判明。付属のケーブルは1.25mmピッチなのに対し、液晶側は1mmピッチ。
aitendoのサイトで使えそうなケーブルを探すと↓が見つかったけど品切れ中。
CB2-DF1920S1C-400
入荷するのを1週間ぐらい待っても入荷せず。
問い合わせフォームから入荷の予定を問い合わせてみると、「未定」との回答。
しょうがないので、もともと液晶に接続されていたケーブルとXs2付属のケーブルをジョイントすることにした。
LP121X04のピンアサインとXs2のピンアサインを見比べると、Symbolが異なるのでどう対応しているのかよくわからない。いろいろ調べた結果、以下のような接続だろうと。
LP121X04側は20P、Xs2側は30Pであったが接続したのは1514Pだけ。
2015/1/5 表の画像差し替え(GNDの接続を順番入れ替えた)
接続してみると、もともと1.25mmピッチのコネクタに接続されていた順番を守って接続すればOKであった。Xs2側のコネクタのコンタクトを入れ替えたりする必要もなかった。さすがaitendo(?)。
浮いたピンは絶縁して束ねておきました。
これで液晶とXs2との接続はOK、なはず。
Xs2とRaspberryPiを接続する
ここは先述したようにコンポジットで接続する。
RaspberryPi側はRCAジャックがついているが、Xs2側はJST PHR-8という2mmピッチの8Pコネクタになっており、その5番ピン(COMPOSITEVIDEO)と6番ピン(GND)に接続する必要がある。
コンポジットビデオのケーブルは被覆を剥いた中にある芯線が信号線で、そのまわりのシールド線がGNDらしいので、そのように加工。できたのが↓のケーブル。
コネクタは8Pではなく、2Pにした。
接続して電源を入れる
これで必要なケーブルが揃ったので、一通り接続。
ACアダプタをつないで、電源を入れてみる。
・・・案の定というか、なんというか、映らない。