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ものづくりに関すること。3Dプリンターとその関連ソフトやツールのこと。

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RaspberryPi 画面設定

RaspberryPiで画面の解像度の設定を変更したときのメモ





プロジェクトに取り組むにあたり、RaspberryPi自体を交換したりSD差し替えたり液晶パネルを変えたりすることが多く、その度に画面の設定を行うので、記録をしておく。
 
 
1 config.txtを編集するためにviを立ち上げる
    viを起動してconfig.txtを編集します。
 
  ターミナルを立ち上げて以下のコマンドを入力
   sudo vi /boot/config.txt
 
   viの基本操作は以下の通り
    ・十字キー   カーソルキー移動
    ・[ i  ]                現在のカーソル位置から編集
    ・[ a ]                現在いる行の末尾から編集
 ・[ x ]                カーソル位置の文字を1文字削除
    ・[ dd ]             現在行を削除
 ・[ ESC ]          編集モードからコマンドモードへ
 ・[ :wq ]            セーブして終了
 ・[ :q ]               セーブしないで終了
 
 
2 HDMIの設定を変更する
 config.txtの中から以下の行を探す。
   # uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)   #  hdmi_group=1   #  hdmi_mode=1 
 
 上記を以下のように編集する
 コメントアウトの削除と値の変更。値はこちらのサイト「RPiconfig」を参考に自前のハードウェアに合う値を設定する。
   group=2 で「DMT]、mode~16で1024x768   60 Hz。
   # uncomment to force a specific HDMI mode (this will force VGA)      hdmi_group=2      hdmi_mode=16 
    編集したら保存して終了
 
 
3 再起動
    コマンドラインに戻ったら以下のコマンドで再起動
    sudo reboot
 
問題がなければ設定した解像度で再起動してくる。
 
 



関連の設定

RaspberryPi 設定(日本語入力とプリンター)
RaspberryPi 設定(自動ログイン)

ノートPCを自作する(27) キーボード

ノートPC自作プロジェクト
RaspbeerryPiをメインにしてオリジナルのノートパソコンを自作しようとしている取り組みです。



以前に取り組んだキーボードの組み込みですが、プログラムの改良をおこないました。
以前の取り組みはこちら。もう1年半前のことになります。
ノートPCを自作する(6) キーボード
ノートPCを自作する(7) キーボード解析
ノートPCを自作する(8) キーボード

以前の取り組みの概要
・ibookG4のキーボードを引っぺがしてUSBキーボードとして使う。
・キーボードからは配線が出ているだけなのでどの配線がどのキーに接続されているのか解析する。
・USB化するにあたりArduino Leonardoを使用する。プログラムは自作する。
・入出力のI/Oが足りない分はI/Oエキスパンダ―MCP23017を使用する。

上記の取り組みで一応動くようにはなっていたのですが、キーボードの入力がいまいちレスポンス悪く通常使用に耐えられるレベルではありませんでした。主にプログラムの問題でした。

改善したい気持ちはありつつもずっとそのままになっていたのですが、ついに改めて取り組むチャンスが来ました。それは今年のMFT2016でPC8001キーボードをBluetooth化したものを展示していた方がいらっしゃって、なかなか操作感がよかったので後日そのプログラムについて問い合わせをしたところ快くソースを展開していただけたのです。
 
この度、このソースをベースにして自分のハードウェアに合うように改良を加えて通常使用に耐えるものを作ろうと、再チャレンジしたというわけです。
目指すはこんな感じ。
・通常使用に耐えられるだけの入力レスポンス
・1打で複数文字打たないようにする
・SHIFT押しで大文字と小文字に対応する。
 
MAC用のキーボードなので、BackSpaceキーがないとか、半角/全角キーがないとかコマンドボタンどうするとかいろいろありますが、そういった細かい使い勝手よりもまずはキーボードとして機能することを優先しました。
 
ざっくりフロー

 

頂戴したプログラムはきれいにループでまとめられていたので、すっきりしたプログラムになっていました。
私が元々作っていたプログラムは上記のようにループを使わずにベタで書いていたため、5倍ぐらいの長さのプログラムになっていたので、フローにすると大したことやっていないように見えますが、こういうプログラムを書ける人を尊敬。
 
このフロー通りに作るだけだと目的としている「通常使用に耐えるレスポンス」と「1打で複数文字を打たない」の両立が難しいのでカウンタを追加して1工夫。
 
キーを押したときに小文字入力になるように作っておくと、SHIFTキー+文字としたときにArduinoのライブラリが陰で勝手に大文字にしてくれます。ありがたいです。
 
ということで、無事に目的を果たすことができました。
上述したとおり細かいところで操作できないボタンや入力できない記号がありますが、それはおいおい。
 
 

 

ノートPCを自作する(26) Panelook

ノートPC自作プロジェクト
RaspbeerryPiをメインにしてオリジナルのノートパソコンを自作しようとしている取り組みです.

 
 
前回ご紹介したHDMI→LVDS変換基板にLP121X04という液晶パネルを組み合わせて今後使っていきます。
LP121X04という液晶パネルはibookG4から取り外した液晶パネルで、1024x768という低スペックな液晶です。ジャンク品として入手も不可能ではないので、数セット作るのに必要数は確保できる見込みです。
 
このパネル、バックライトにはCCFL管を使っているのですが、一般的にCCFL管を点灯させるにはインバーターで結構な高電圧(数百V)を作る必要があり、これは組み立てキットとして将来的に頒布することを想定しているものとして安全性的にどうなのかな、と思ったりするわけです。
 
初期段階はともかく、ゆくゆくはLEDバックライトに移行してくことを想定しておかないと。
そのほうが、安全性、消費電力、サイズ(厚み)とさまざまな面でメリットがあります。唯一、デメリットはコストと想定。
 
そこで、LEDバックライトのパネルを探すのに便利なサイトを1つメモ
 
 
 
このサイトで必要なスペックの液晶パネルを簡単に探すことができます。
 
 

ノートPCを自作する(25) HDMI→LVDS変換基板

ノートPC自作プロジェクト
RaspbeerryPiをメインにしてオリジナルのノートパソコンを自作しようとしている取り組みです。


オリジナルのHDMI→LVDS変換基板がついに完成ました。




これまでは同類の商品をAliExpressやebayから¥3000前後で購入していました。
設定用のスイッチ基板や液晶パネル用のインバーターがついていたりして悪くない商品でしたが、VGA入力用の端子やコンポジットの端子など不要なものも多く、サイズがやや大きいのでノートパソコンの筐体に収めるのにやや不満がありました。

そこで、今年5月頃にCrowdWorksで募集をかけてオリジナルの基板作成を依頼しました。
とにかく、小さく、シンプルなものを。

何人か手を挙げてくれた人がいましたがその中の一人に依頼。ありがたいことにとても柔軟に対応してくれてスキルも十分な相手でした。試作後に問題が発生して解決に時間を多少要したため、今月納品となりましたが、完成品はまさに望み通りのもの。
簡単な仕様は以下の通り
・1Ch 18bit LVDS(20pin)
・解像度1400×1050未満
・映像入力はHDMIのみ対応
・基板サイズ55mm×41mm
・5V電源で動作
・RaspberryPiへの給電が可能
 
 


RaspberryPi2と比べてもこの大きさ。
ある程度作りたい内容を的確に伝えられれば、こんなものまで個人がそこそこの費用で作れる時代だということが素晴らしい。
 

ただし、1発目なので、当然完璧とまではいかず。
・対応する液晶パネルのスペックが限られる。
・ケースにマウントするためのホールがない。
といった気になる点もあるのでこれから自分で改良していこうかというところです。

また、他にも用意すべきものがあるので、これから年末に向けて真面目に取り組む必要あり。
・設定用のスイッチ基板、液晶パネル用のインバーターは別途用意。
・オーディオの機能を積まなかったので、RaspberryPiのイヤホン出力を受けるアンプ回路を用意
・5V3A級のACアダプターを用意



MFT2016メモ(11)

MFT2016で見学してきたメモ

「PCN Ichigo Jam」
 



子供向けのBASICプログラミング専用パソコン「Ichigo Jam」を販売している団体。
今回MFTに運んだ目的の一つとしてこのIchigoJamの入手がありました。RaspberryPiの代わりにこれを搭載したノートパソコンを作ってみたかったのです。
会場入ってすぐのところにブースがあったのでとりあえず商品を確認しながら担当のかたと雑談をしてIchigoJamについて情報を得る。
想定外だったのはキーボードがPS/2対応のものしか使えないとのこと。基板上にはUSBコネクタあるのに、PS/2→USB変換して使うんだと。ちょっと残念ですが、USB用のIC分のコストダウンを意識しているということなのでしょうがない。
また、映像出力もコンポジットのみ。仕方ない。
 
Ichigo Jamは完成品と自分ではんだ付けするキットが販売されていたので、キットのほうを購入しました。
MFTから1か月経つのでそろそろ組み立てようかなと思って先日半田ごてを握りました。部品点数が少なく1時間もかからないうちに組み立て完成。




とりいそぎ、RaspberryPi搭載しているノートパソコンをIchigoJamに乗せ換え。
電源投入して映像入力をHDMI→AV1と切り替えるとIchigoJamの画面が映りました。

ノートPCの画面は暫定的にipadのジャンク品を流用しているので仮ですが、ちゃんと映りました。

 

 
写真に写っているキーボードはPS/2対応ではないので、未接続。ということでここから試しに何か作ってみたかったけど手も足も出ませんでした。
 
ソフトウェアに関しては主に自分でゲームなどをコーディングするらしいのですが、Basicやったことない人にできるのかな?と正直思っていたところ、ちゃんと用意されていました。
IchigoJamのキットのそばに、まるでファミコンのカセットのようなパッケージがずらりと並べられていて、何かと聞いてみたら箱の中にはコードが書かれた紙が入っていて、この紙に書かれたコードを入力するだけでパッケージにあるようなゲームが作れるとのこと。すばらしい。
 
※画像はPCNのWebサイトから借用


 
プログラミングを学ぶための教材の一つとして選択肢に入れてもよいかと思います。
 

 
 
 

MFT2016メモ(10)

MFT2016で見学してきたメモ

「or-ita」
http://or-ita.me/

ダンボールに折り目をつける手工具です。

ダンボール工作をする人には大活躍するのは間違いないです。
 
 
前々からダンボールを自由に加工できるツールが欲しくていろいろ探していて、これを見たときにはオォっと思いました。実際に試してみたけど結構自由にミシン目をつけて折り曲げることができます。
折り曲げに関してはこれ以上のツールは見たことないです。すばらしい、と思いました。
 
ダンボールで工作したり、ネットでモノを販売したときに発送する箱を作るのにもこれでダンボールを折ってジャストサイズにできそうです。
 
このツールの肝は歯車状の刃先なんですけど、これは販売している人が一つ一つ手作りいているらしいです。
現在2014セットを限定で販売しているようですが、1セットが6940円。そこそこの値段しますが、話を聞くと決して儲けようとしている価格ではないな、と。それだけの労力はかけて作っているようです。
 
ただ、購入する側からするともう少し安い方が手が出しやすい。これを買ってどれだけの頻度で使用するのか、使うときには大活躍するのは間違いないけど、毎日ダンボール工作するわけではないしなとかつい考えてしまい、その場で購入するのは見送ってしまいました。あと、できれば私はダンボールを綺麗に自在にカットできるツールが欲しかった。
 
 
生活の中でダンボールを多々扱う人には大変便利な道具なのでお勧めします。
or-itaは刃物を販売するという特性上、オンラインショップで手軽に販売ということはしてないようなので、WEBサイトから連絡をとって購入するようです。
 
 

MFT2016メモ(9)

MFT2016で見学してきたメモ

大名行列

チェーンに取り付けられた一行が練り歩くというもの。


前を通りかかった時に少し気にしてたら、「だまされたと思って低いところから見て」と声をかけられて見学。
技術的にどうのこうのではなく、アイディアですね。
ここの出展者は親子で参加していて、お子さんのほうのアイディアなのかな。

子供がアイディア出して、実現するのに親が技術的にフォローする、というのは我が家の目指すところでもあります。