ノートPCを自作する(32)ケースの作成
ノートPC自作プロジェクト
RaspberryPiをメインにしてオリジナルのノートパソコンを自作しようとしている取り組みです。
ある程度ケースのモデリングができたので試作を行いました。
使用した材料はいつものようにMDFです。最終的にはアクリルにするつもりです。
1 Fusion360でDXF出力
まずはFusion360のデータからレーザーカッターで加工するためのDXFファイルを出力します。大したことじゃないですがやり方知らないと何気につまづくのでメモ。
Fusion360でひととおりのモデリングが完了したところ。
DXFの図面が欲しい平面をクリックしてスケッチを作成します。
コンポーネントを作る元になっているスケッチを使用してもよいかもしれませんが、いろいろ編集されていたりして、最終形と異なることが多いので一度作り直した方が良いです。
スケッチを作成したら特段何もせずにスケッチを停止します。
これで新規のスケッチ(このときは「スケッチ54」)ができます。
次に、画面左側のブラウザ上で新規に作ったスケッチ「スケッチ54」を選択して、右クリックでメニューを表示すると「DXF形式で保存」があります。これを選択して保存すれば完了です。
2 レーザーカッターで加工する
必要なパーツ全てをDXFに出力できたら次は加工です。
今回はMakers Baseさんでレーザーカッターを借りました。当然、以前にレッスンは受講済みです。予約も前日の夜中になってしまいましたが、無事に予約できました。
makers-base.com
久しぶりにレーザーカッター使いましたがちゃんと使い方覚えているものですね。特に問題なく加工できました。2時間枠を使いましたが時間が余ってしまいました。何か他にデータ持って行って余った時間で加工すればよかったと後悔。
3 組み立て
加工できたケース部分のパーツを並べてみると結構パーツ数少ない。ほとんどMDFで、ベース部分に1枚だけ黒アクリル使ってます。
今回は3Dプリントするパーツも極力減らしてヒンジ部分のみにしたので、全体的にパーツ数が少なく、狙い通りではあるけれども味方によってはチープにも見えてしまうのがたまに傷。
ベース部分の4隅に配置する柱。6枚重ねて使いますがナットを埋め込むために3,4枚目だけは六角穴を空けています。
ナットを埋めたら5,6枚目はまた普通の穴の板を被せて接着。これと同じものを4つ作ります。
このあと、ヒンジを固定するパーツを接着したり、穴あけ忘れたところをドリルで穴空けたり、HDMIケーブルがおもったよりゴツくて収まらないのでアクリルを切欠いたりしてとりあえず組み立てました。
なかなかスリムにできてます。
正面から見るとこんな感じ。
パッと見ちゃんとしてそうですが、実はあちこち無理やり感があり、手直しをしないといけない個所があります。修正できたらもう一度MDFで試作してから、アクリルで本番と行こうか。