PointCloud

ものづくりに関すること。3Dプリンターとその関連ソフトやツールのこと。

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Slic3rでちょっと苦労した件

Slic3rで苦労したメモ


ある日、スライスソフトのSlic3rが起動しなくなった。
正確には起動するのにものすごく時間がかかるようになった。


経緯

最近はRepetier-Host+Slic3rの組み合わせで3Dプリントしていて、RepetierからSlic3rを呼び出してconfigをいじってたりしてた。
そんな中、atomのオートレベリングを完成させた後ぐらいから、RepetierのSlicerタブ内でconfigurationボタンを押してもSlic3rの設定画面が表示されなくなった。



症状

Repetierでconfigurationボタンを押して数分待ってもSlic3rの設定画面が表示されない。
タスクマネージャーを見るとSlic3rのプロセスは立ち上がっていてCPUがんばってるらしい。
Slic3rの実行ファイルを直接実行しても同じ。プロセスは立ち上がっているが画面には出てこない。
Slic3rを入れなおして、32bit版、64bit版両方試したがダメ。
その状態で一晩放置していたら翌日見たとき、設定画面が表示されていた。何かの原因でSlic3rの処理だけが重いらしい。
パソコンを再起動しても変わらず。
Repetierでスライスデータを作成するには問題ない。ただ、Preview画面でG-codeを表示させようとするとこれも処理が重い。
Repetierも再インストールするも変わらず。



結果

2~3週間はそのままSlic3rの設定を弄らないようにしてごまかしてたけどさすがに辛くなったので、調査した結果、原因が判明。

Slic3rのカスタムG-codeにて、日本語を入力していたのが原因らしい。当然「;」でコメントアウトはしていたのだが。
atomのオートレベリング化したときにStart G-codeをカスタムしたのだが、そのときに日本語でコメントを入れていたのがよくなかった。クソ重いSlic3rでやっとこさその画面をひらいたとき、Start G-codeの欄がAAAAAAAA・・・・で埋め尽くされていた。文字化けした上に増殖したらしい。

いったんStart G-codeを全消去。deleteキー押してから10分ぐらい待ってやっと消えた。
それでいったんSlic3r終了させて再起動させたら立ち上がった。