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ノートPCを自作する(7) キーボード解析

キーボードマトリクスの解析


キーボードの回路はシート状になって30ピンコネクタに接続されている。
キーを1つ押すとこの30ピンのうちのどれか2つ(1ペア)が導通する。
ただ、導通するといっても実際にはそれなりの抵抗値があるので、テスターの導通チェック機能を使っても反応しなかったりする。

テスターによって導通チェックの抵抗値範囲は異なるらしいが、自分が使用しているのは「SANWA PM3」で、導通は10~120Ω以下でブザー音が鳴る仕様。今回のキーボードは50~120Ω程度の抵抗値であったがまったく音が鳴らなかったので、結局抵抗値の変動を見ながらの解析となった。

まずはコネクタピンに番号を振るところから。上から順に1~30まで。




エクセルなどで適当に表を作ったら、手当たり次第調べて結果を表に入れていく。
最初は全くわからないので本当に適当にあたる。
そのうち、だんだん傾向がわかってくる。

キーを押さずにテスターをコネクタにあててもテスターの表示は「0L」としかならない。
どれか1つキーを押しながら該当するピンにテスターをあてることで抵抗値が表示される。
できれば手が3つ欲しいところ。2つだとなかなか厳しい。


地道に地道に調べ上げてすべて解析完了したのがこちら。



全てのキーをカバーしようとすると24本の線が必要。
fnからShiftまでを捨てれば18本で済むがShiftは捨てがたい。
Arduino Leonardoをとりあえず使おうと考えていたけどIOを拡張してあげないと足りない。


まずは、キーボードとして動かせるようにするところから始めようか。