ノートPCを自作する(23) USBキーボードの組み込み
ノートPC自作プロジェクト
これまでキーボードはノートPCからバラしたものを
と結構な手間がかかる手段を使ってRaspberryPiに接続していた。
今後のことを考えてUSBキーボードの組み込みを検討。
今回試しに1つ組み込んでみた。
用意したキーボードはこちら
ELECOM TK-FCM006BK
小さくて少し使いづらいけど手元にあったので。
どの機種のUSBキーボードをスタンダードにするのかということも考えないといけない。
ばらして中をみるとパターンが無数にはしるフィルムが2枚下段に。その上にキー部分が凸になっているシリコン素材のようなパッドがのり中段。キートップは上段という3層になっている。
また、LEDの裏側付近に横長の基板があり、フィルムと接続することでキーマトリクスからの信号を受けるようになっている。フィルムと基板の間は接着されておらず、接続点を重ねた状態で上から金具のバーで押さえつけてネジ固定。中身に余計な部品は見当たらず、いたってシンプルな作りである。
キーマトリクスがプリントされたフィルム
キーボードの下側ケースは厚みがあるので使用せず、代わりに中身を支えるためのボードを用意。
固定用の穴をあけておきます。
基板が収まる部分は一段へこましておきます。
何十年ぶりかに彫刻刀の平刀を使いました。
組み合わせた状態。
アセンブリには3Dプリンターでパーツを出力したものを4隅に利用。留め具なんか作るのには3Dプリンターはとても便利なツール。
横から見るとこの薄さ。これから薄型化に取り組むに当たり、これは重要。
1mmでもうすく作る必要がある。たぶん今のままでは暑すぎる。midパネル(4mm)とフラットになるぐらいでないと。
RasberryPiに接続して文字入力できることを確認。
パッドがずれているのか、やや反応が鈍いキーがあるけど微調整すればどうにでもなるレベル。
これでUSBキーボードの組み込みは完成、と思いきや、キーボードを載せたmidパネルをTOYpcに組み込もうとすると部品と干渉してしまうことが判明。やはりヒンジ部分やその他のパーツ含めて全体の見直しが必要だとわかりました。